2012年7月 |
今日は改めて、山下邦彦のチック本をのんびり見てるが、その冒頭pp.11-12にジョン・ミーガンの「ビル・エバンスのレフト・ハンド・ボイシング」からと、II-Vの4つのパターン(メジャー、マイナーにAフォームとBフォーム)がどーんと出ているね。
p.24には「(これを)12のキーで即座に演奏できれば…ジャズバンドでピアノを弾く技術をマスターしたといっても過言ではない」と。その当時(そうそう京都の丸善でこの本を買ったんだった)「そんなことないだろう」とバカにして、読み流してたなぁ。
最近の気付き、例のearl macdonaldのビデオ見て(そのjust frientsのデモ演奏を聞いて)「おぉこの響きじゃん」と今更。結局、例の4つのパターン(だけ)なんだね。
その頃、このジョン・ミーガンの本を探したんだけど、見つけられなかった。で、今いろいろ見てたら、どうもこの本の中にあるみたい。ま、結果論でいえば、エッセンスの全ては先の山下本でも、例のearlのpdfでも、完全に尽きてた訳だが。
いろいろと思うけど、1つ日本の文化の限界というか、諸悪の原因の1つというかは、翻訳(なんてレベルではなく、単にカタカナ化なんだけど)による情報の劣化だと思うな。ジョン・ミーガンはjohn mehegan、こんなの常識?「一次情報大事」というセンスを「みんな」に涵養したい。
ってことで、今日も左手のボイシング修行。m7,9は(M7なので)12キーなんとか指が覚えてきた(頭はまだまだ)dominant7の9,13は難しい(頭が全然追いつかない)でもこれ、同じ音形でルート変えるだけで別のコードになる。つまり原理的に耳で区別できんね、ルート大事と。
かなり時間掛け過ぎだが(考えてみれば20年越し…)色々学んでるなぁ、オレ。
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