Open Diary - mei 2001

31-5 (donterdag)

朝から雷が鳴り、小雨が降っている。しかし今 (10.00 am) は快晴。もともと雨上がりの空気の澄んだ天気は大変好きなのだが、変わった天気だ
- と言っていたらお昼、にわかに空がかき雲り、大雨 (これも 10 分くらいで上がる)
[phys]ALF project
- Rayleigh-Plesset equation
  - 数値計算
    - 精度チェック on judith's table、計算中
    - Keller-Miksis 再び、問題点を同定、二つの処方(一つは当り前、一つは汚い)で問題解決
    - Rayleigh-Plesset と Keller-Miksis の program 統一
  - お勉強
    - R. Mettin et al. PRE 56, 2924 (1997)
      - うまく印刷出来ないので(環境にやさしく) display とにらめっこ
      - 当然疲れてきて、どんどん practical にやりたくなってくる
    - 計算すべきは couple した Keller-Miksis 、あとはやるだけ (時間切れ、明日の TODO)
最初の一月が終ろうとしている。何か残せたか?
amazon.com から本届く。あとアメリカから買ったコンピュータ備品が届いたという知らせが来てた。どうしろというのか?

30-5 (woensdag)

[phys]ALF project
- Rayleigh-Plesset equation
  - 数値計算、 judith の結果との比較
    - judith の結果を私の形式に変換、 coffee time に judith に聞く、間違い一つ発見、それ修正、更に一つつぶす、Rev 1.3
    - p_a 小では一致、 p_a 大では計算が止まる…
    - 原因判明、我慢が足りなかった(10000回であきらめていた)
    - 精度はおいて、judith の結果と一致を確認!
  - 図書館で情報収集
友人を夕食に招待

29-5 (dinsdag)

[phys]ALF project
- Rayleigh-Plesset equation
  - judith に詳細を聞く
  - 数値計算
    - adap-ode-int を疑う、 free な libraryを探す、 Netlibの ODEの CVODE、 Jacobian を準備ってとこで挫折
    - Keller-Miksis をやめて Rayleigh-Plesset に、問題なさそう…
    - テスト1:judith の table との比較中…
オランダ語、3回目
- すでに落ちこぼれだ… 週に一回だけ、予習復習なしでは上達しないのは当り前か
CBR から 22/5/2001の返事が届く
- 「2 週間かかる」とあったが、随分はやいので驚く

28-5 (maandag)

昨日酒、飲みすぎた…
今日は雨っぽい
祝北桜、十両優勝!!
- しかし、先週は woensdag から internet から切り離された生活(自宅) だったので、今ごろ気が付いた
  - 昨夜酒を飲みながら「優勝争いをしていた」と言ってたけど、本当に優勝するとは(実は)思っていなかった…失礼
  - その分、凄く嬉しい
- 「昭和62年三月初土俵」とあるな、私が大学に入る一年前か。こっちの人生もまだまだこれから、だな
- cf. 13/3/2000
[phys]論文2000/4-1 = JFM 論文
- Howard Stone から e-mail、私の変な用語の問い合わせ (現在、読んでくれている様子)
- 早速返事を書く
[phys]ALF project
- Rayleigh-Plesset equation
  - judith に table をもらう。未比較
  - 数値計算、無次元版のみ、 bug 一つ、Rev 1.4
結局不毛な一日
- 深酒がいけない。自営業者(プロ)としては失格だな
- 帰ったら頭が痛い、風邪をひきかけている様子なので、そうそうに寝かしてもらう

27-5 (zondag)

Apeldoorn にドライブ
- 当初 cycling の予定だったが、雨のためドライブに変更
- 行ったのは " paleis het loo "
  - 由来などは知らない(オランダ語だけでなく英語もあったけど、ちょっと気力が無かった…)
  - 1400年代から続く家系図がポスターになってて(売ってた?)、まあ大層由緒正しいお宅の庭なのだろう。きれいだった

26-5 (zaterdag)

[phys]ALF project
- Rayleigh-Plesset equation
  - 数値計算、 bug 一つ、 Rev 1.2, まだダメ、無次元化、行けたかも (実はダメだった。28/5/2001 記)
友人宅でバーベキュー

25-5 (vrijdag)

今日は大学をサボる
- というか、こっちでも休日にはさまれた今日みたいは日は、公然と休む人がほとんどだ、と昨日聞いた
  - (ので休んでしまう、というのは、弱いな…)
[phys]ALF project
- Rayleigh-Plesset equation
  - 数値計算、とりあえず登録 Rev 1.1

24-5 (donterdag)

今日は休日
地元の人の家におよばれ

23-5 (woensdag)

今日は年に一度の group tour
- 朝 7.30 am 集合ということで、ちょっと早起き
tour 後に街に出て食事をする
- しかし 10 人位がぞろぞろと細い道をチャリンコを連ねて出かける図は、ちょっと来て見ないと想像できないだろう

22-5 (dinsdag)

日本の免許をこっちのものに書き換える手続き
- 手順 :
  - 1) 健康状態に関する申告書 (Eigen verklaring) を city hall でもらう
  - 2) 險伜�･縺励※縲…ity hall でもらった封筒に住民登録の証明と一緒に入れて CBR (Centraal Bureau Rijvaardigheidsbewijzzen) に送る
  - 3) CBR から返送された書類と、日本の免許証をもって city hall に再び行って申請
  - 4) しばらくしてオランダの免許が出来たという知らせが届く(らしい)
  - 時間はかかるが、アメリカのように試験を受け直す必要がないので、そのぶん楽
- 昨日 city hall に行ったら書類を切らしているとのことだったので、今日再び行く
  - 窓口で聞くと「今一部だけあるから」と言われた。 40,00 f
  - しかし、どれくらいの頻度で仕入れて、どれくらいの頻度ではけるものなのか (ちょっと疑惑…)
  - ちなみに、city hall は朝 8.00 から 13.00 までしか開いていない (つまり午前のみ。木曜だけは夕方に少し開く。)
- 研究室の秘書さんに頼んでオランダ語で書かれた form を説明してもらう
  - どうも眼鏡をかけているので、医師のサインが必要らしい。面倒だ
  - 同僚の話では、医師ではなくて眼科医 (optician) でないとダメでは、と
- ダメもとで campus の病院に行く
  - 受付の人が「これは眼鏡をかけても問題があるか?」という問いだから nee でよい、つまり医師のサインはいらない、と教えてくれる
- ということで、本日付で手順 1) 完了
downtown に出たついでに Kramers Woordenboek Engels/Nederlands を購入 (24,50 f)
- 前に Nederlands/Engels (これも 24,50 f) を買ったが、こっちも必要だと感じて買う
- 日本で買った、現在国内唯一の「オランダ語辞典」 (蘭日辞典)は自宅用なので、 office 用に
昨日の od-driver の結果
- とりあえず PD (LF-1600), DVD (LF-D200) とも問題なく動いている(様子)
Links2Go のこういう場所に私の論文リスト (http://kona.jinkan.kyoto-u.ac.jp/~ichiki/papers.php3) が登録 (?) されている
- Likns2Go とは
- portal の一種か? (My Netscape とか)
5月場所
- 祝、北桜勝ち越し!
- おまけに今十両トップ(小城錦と並んでいる)だ。頑張れ!!

21-5 (maandag)

5月場所
- 何と北桜は優勝争いをしている(気が早い)。とにかく勝ち越して、入幕して欲しい!
  - 「俺は幕内力士を昔投げ飛ばしていたんだ!」と言いたいだけ、かも
- 豊桜はやっぱり休場しているのだな。どこまで落ちるのか心配
- 年寄りたちは、寺尾は苦戦しているな。安芸乃島はいつも通りか…
[phys]ALF project
- detlef と議論
  - 縺輔※縲ヽayleigh-Plesset にまじめに取り組まねばならねばならぬようだ
- steady state の為の (人為的な) boundary condition で計算
  - 何かぱっとしない…
17-5-2001 に頼んだ船便の手続きの fax 来るが…
- よく見ると、我々の荷物ではない。 ref. number の下二桁が 10 となるべきを 01 と間違っている
- 電話して見る。必要な物は荷受けの書類 (本物) と packing list、郵送する事にする
友人にメールしていて、ふと、オランダに来てから既に一月経過したことに気づく
FreeBSD 4.3-RC3 on TPi1200 に od-driver を入れようと試みる
- 4.3-RC3 ってのは、時代遅れになった
  - 最初インストールした時 (14/4/2001) には出てなかった 4.3R が 20/4 に出た
  - まぁ、これはこれで動いている (快適に音が鳴っている!) のでいい
- od-driver は 4.1 用までしか公開されていない
  - 開発者の秋山さんが FreeBSD 本家のコミッタ (ってのが何なのか知らないが)になったため、 (将来的には)本家に吸収されるらしい
- patch の類は問題無し (一部手で当てる) だが、 kernel の make で止まる
  - 問題は scsi_od.c で呼んでる pmap_kenter_temporary() の引き数が変わっている (らしい) 事
  - scsi_da.c を参考に以下のようにして見る
```
# diff scsi_od.c scsi_od.c~
696,697c696
<                 /*va = pmap_kenter_temporary(trunc_page(addr));*/
<                 va = pmap_kenter_temporary(trunc_page(addr), 0);
---
>                       va = pmap_kenter_temporary(trunc_page(addr));
699,700c698
<                 /*va = pmap_kenter_temporary(trunc_page(0));*/
<                 va = pmap_kenter_temporary(trunc_page(0), 0);
---
>                       va = pmap_kenter_temporary(trunc_page(0));
   
```
- さてどうなりますか?

20-5 (zondag)

先週断念した自転車ツアー、敢行
- と言いつつ、のんびりと午後 1 時出発
  - 湖のほとりでのんびりしたり
  - 幅 1m 程度の舗装もされていない国境を越えてドイツに入ったり
  - 水車を見ながらドイツのビールとソーセージを食べたり
  - もう自転車に乗るのが嫌になったり…
  - 写真
- で、午後 7 時前に何とか帰宅。行程の半分以上を飛ばしたのだが、これが限界だ
初ドライブ
- と言う名の、初給油に行く
  - 50,00 f で満タンにならなかった
- ウインカーだけでなく変速にも気を使わなければならず、手間取る
  - こっちは小さいロータリーが基本的に進入一時停止(だよな?)なので…
- スーパーに行くと閉まってて(今日は日曜日)、隣のインドネシア(?)の店で to go (と言うのはアメリカ式か。こっちでは何と言うのだろう?) に

19-5 (zaterdag)

CD を MP3 化するのに
- これまでは SCSI 経由で
```
tosha -d /dev/cd1c -f wav
bladeenc -delete ./track*.wav
 
```
- 今回 non-SCSI でもいける DAGRAB を使って
```
dagrab -d /dev/racd0c -v -a
bladeenc -delete ./track*.wav
 
```
- これで notebook 単体で MP3 を作れる

18-5 (vrijdag)

coffee time に隣に座ったかの Leen van Wijngaarden とちょっと話す
- claus, mark と先日発見した bubble の挙動とか、興味深く議論
- 関連しそうな文献にからんでロシア人の論文の話しになり、
  - (editor の経験から) 「ロシアでは論文は査読されるのではなくて依頼原稿だけなので、ロシア人の論文は往々にして読みにくい」と
  - 「読みにくい」論文とは、自分が今置かれている状況に同じだ…
- 「論文を書く際に魅力的に書く努力を意識的に行わなければならない」と、 JFM 25 周年特別号の Batchelor の "Preoccupations of a journal editor" (1981, 106, pp.1-25) を引っ張りだして来た
  - cf. 4/26/2006: 50 周年
天気が悪いので vacation を切り上げたと言って detlef が戻ってきた
- ために、離れ(…)に戻る。
- 天気と言えば、今日は断続的に雨が降っているが時々日も差す。これがこの辺の天気か?
- claus の proposal が通った! と 3.00 pm にお祝いのシャンパンを飲んだので、やる気が出ず…

17-5 (donterdag)

船便が港に今日あたり届くらしい
- その後の手配、どうしたものか…
  - 安くあげるために港までにした (cf. 26/3/2001)が、そこから先の具体的な手順は、手持ちの資料にはない
  - その荷受け会社に当たって見るが、言葉の壁か…
こちらの書き留めは、必ず郵便局に出向かなければならないのか…?
detlef の本棚に " In Fascination of Fluid Dynamics " ( amazon) を発見、読み耽ってしまう
- サブタイトルは A Symposium in Honour of Leen van Wijngaarden
- どうも彼は、粒子系 (だけではないが、少なくとも) における G. K. Batchelor の位置を bubble 系において占める人らしい
  - Batchelor (1972) の沈澱の問題に対する bubble の counterpart が JFM (1976) 77 pp.27-44
  - その論文は彼が caltech に滞在した時に完成したもの
  - Andrea Prosperetti はその頃 caltech に居た
- その後 JFM をひもとき、bubble の長い系譜を(簡単に)俯瞰する。こっちも、おもしろそうだ
  - caltech の john brady の研究室もそうだったが、研究室に一揃い JFM が完備しているって、いい環境だ(ある意味で本当に贅沢な話だ)
  - ← 5/17/2003
e995 ( news release)ってのが出たらしい
- フラッシュを細工して小型化したらしい
- あとズームが 4 倍になった
- 画素数は 344 万のまま
Anoto (JP) がちょっと気になる
- 「アノトペン」(1), 「アノトペン」(2)@ ZDNet Mobile (local copies: 1, 2)
- 発想が凄い:
  - アノトペーパーに印刷されたドットは，ある数学的なパターンになっていて，同じ模様が印刷された紙はほかには存在しない。
  - 「アノトペーパーのドットパターンは全体で460 万キロ平方メートル，米国全土の約半分に匹敵するスペースを用意しています」
  - このパターンはメーカーに配分され，ペーパーがどのメーカーのものかも判断できるようになっている。
- ← 2/3/2003, 3/4/2002
5月場所
- 北桜は白星先行、豊桜は休場しているのか?
- 安芸乃島も寺尾も黒星先行

16-5 (woensdag)

[phys]ALF project
- 数値モデルの作成
  - 表示の問題、変換 script を AWK で書く
  - version 1: 合体しない monodisperse bubbles
    - drag の self part を忘れていた
    - Bjerknes force に bug 発見
Applied Physics (オランダ語で略して TN) の Rheology Group のセミナーに行く
- グループ全体の概要を、5人が続けて喋った
- 講演後、lab. tour があって、実験装置を見学
- その後 coffee room でビールを飲む
  - そこの group のブルガリアから来たという ph.d student と喋る
  - ブルガリアで佐賀の人と知合いだったそうだ
  - computational dispersion rheology の先生と知り合う
にわか雨(夕立ち)にあう

15-5 (dinsdag)

車の保険
- discount は (当座) 断念
  - 実は日本では仙台を離れて以来車を乗っていないので、日本の保険会社の無事故証明は意味がなさそう…
  - アメリカでは 1 年間 (1998-1999) 乗っていたが、それも既に 1 年半前…
  - なので、当座月極で ANWB で契約する事にする
- 支払方法は
  - 月極、3ヵ月、6ヵ月、一年があり、月極と 3ヵ月がほぼ同じ、 6ヵ月が少し安くて、一年が一番安い
  - しかし、「refund は一切無い」と言ってたので月極にした (高いと言っても 5% 位)
- " Nieuw! " と出ていたオランダ、ヨーロッパの地図を購入 (99,00 f ちと高いか?)
[phys]ALF project
- ってのは 7-5-2001 に言っていた D.L. project のこと
- primary Bjerknes force の guess
  - U. Parlitz et.al., Phil. Trans. R. Soc. Lond. A (1999) 357, 313-334 の Figure 9 から勝手に fitting
- 生の実験を見せてもらう
  - こういう事が簡単に出来る点が、ここの研究室の最大の強みだろう
    - それを活かせるかどうかは、自分の問題…
  - 思っていたよりも速い現象だ
  - パターンは水平方向に見える
  - gas の循環と行方が謎
  - bubble の size が essential な感じ
  - single bubble の安定な回転運動を発見 (mark の magic touch による)
    - パターンは horizontal, 回転は vertical, 面白い
- 家に帰って妄想
  - monodisperse では?
Dutch lesson
- 一年前から来ている日本の方の紹介で、夕方からオランダ語のクラスに行く
  - Ik heet Kengo.
  - Ik ben Japanner. Ik ben geen Nederlander.
- 前途多難…
14/4/2001で言った研究会「非平衡系の新局面」、プログラムが出来ていた
- 前にも書いたが、行けないと分かっているイベントって、凄く楽しそうに(有意義そうに)見える…
- 「やってみなければ分からない」度が高そう (だから期待感(私にとっては残念感)が大)だが、その分確実に何かが得られるという保証もない
  - こういう自由度の高い研究会は、きっと準備する(遊び場を提供する)側が大変だろう
  - 始まれば、みんなで遊べばいいだけだろうが
- 終わったら、熱気の冷めないうちに議論のオチ(速報的な情報)の公開 (web とかで)を希望したい
  - 遠隔地でもその場の雰囲気を知りたいなあ、ということ
  - しかしこれが理想的に達成されたら、研究会自体に出向こうという motivation を下げてしまうかな…
    - これは、ケツの穴の小さい奴の言うこと、かな?
    - 開放的と言えばオランダの家、窓が大きくて、しかもカーテンが掛かっていない
森山さん 15/5/01より『bk1 今日のオススメ、「怒りのブレイクスルー」』
- cf.26/3/2001, 8/3/2001
- ちょっと気になる文章 (紋切り型でも受け売りでもなくて、original っぽい意見)で、誰かなと思ったら田口さんだった
- 「氏と同じように優秀だが偏屈で」って、本で自分が偏屈だと言っていたのかな?

14-5 (maandag)

車の手続き
- DEEL I, DEEL II, DEEL III と A.P.K. を持って PTT (郵便局) に行く
  - PTT は Enschede なら、今工事している所の南にある
- そこでは「Dutch drivers license を持っているか」と聞かれるが、「今申請中 (日本のものをオランダのものに書き換える) だ」と言ったら OK
  - 但し、パスポートと住民登録の証明書 (Afschrift uit de GBA と書いてある、市役所でもらって来る) を見せる必要がある
    - つまり、住民票 (?) は戻って来た
- 本当に 10 分で完了
  - 古い DEEL II は×を付けて戻って来る
  - 前の owner の責任が無くなったという証明 (Vrijwaringsbewijs) が発行される
  - 新しい DEEL II が出来る (その場で打ち出す)
保険の手続き
- ANWB (日本の JAF, アメリカの AAA に相当) に行って見る
  - 最低限で年に 813,33 f (月極めだと 71,17 f)
  - 高いのか安いのか分からないので、とりあえず保留
- ABN.AMRO (大学のキャンパスに支店を持つ銀行) に行って見る
  - 月極めで 90 f 位
  - 過去の無事故の経歴があれば、discount される、とのこと (当り前だが…)

13-5 (zondag)

5月場所初日
- 北桜初日白星!
- 幕内は、安芸乃島ダメ、寺尾は勝った
今日は自転車旅行を計画
- …していたが、心身ともに疲れているようなので無理をせず、休日を休日らしく過ごすことにした

12-5 (zaterdag)

雑感: 研究者として立派な人は、人間的に「いい」人ばかりだ(or が多い) と、ここ数日で感じている
- detlef しかり、andrea しかり、leen van wijngaarden しかり、昨日の john blake しかり
  - 逆に言うと、この「気を使う」事とか(いい意味での)「社交性」がわたしには根本的に欠けている
  - これではいかん訳だ
  - 矢島くんが「研究者に良い性格はいらない」という意味のことを言っていた気がするが、その中に私もカウントされてたりしたのかなぁ…
- まあ何事にも例外はあって、先日の夕食会でやり玉にあがった方々も居る訳だが
  - 「あいつは sick だ」とか「敵を作る奴だ」とか…
  - その手の話の伝搬速度は、逆の話よりも圧倒的に速い事が分かる
- 私の人間運が単に良かっただけかな?
  - まあ今回のここも、綿密なリサーチの結果では全くないし…
  - 来て見たら、実はすごくいい所だった (少なくとも研究面、研究する場所としての居心地)
- 3/19/2008: いい人な偉い研究者は、暇にはなれないらしい。
日本であぶれた若手研究者のための case study, 私の場合:
- 論文で名前を知っているだけで全然面識の無い人にメールを書いた (16/1/2001)
  - Peter Mazur の元で Stokes flow の多体問題をやってた Lorentz Institute の Beenakker と van Saarloos に
  - メールの内容は、 CV と論文リスト、あとこれまでのこれからやりたい事位を書いて
  - いきなりメールした理由は、Lorentz Institute の web に、以下のように書いてあったから:
    - " Graduate students and post-docs interested in joining the Instituut-Lorentz are encouraged to apply directly to one of the faculty members listed below "
- 速攻で返事が来たが、二人とも「最近は Stokes flow はやってないのでごめんね」と
  - しかし van Saarloos が、「そういう subject なら僕よりも」といって detlef を紹介してくれた
- detlef の研究室の web を見たら、確かに postdoc を募集していたが…
  - ちょっと系統が違った (bubble や turbulence で、そんなもの(特に後者)には全然興味はなかった)
- とりあえず detlef に自分のやりたい事を書いて (つまり、先のメールと同じ文面で)メールした
  - するとまた速攻で、それもすごく positive な返事が来た
    - これには john brady の所に居たという要素が貢献したのかもしれない
  - その時は、私のこれまでの研究により近い proposal を準備する、と言ってた
- ここまでが1月16日 ~ 1月17日の出来事
  - その後もっと詰める過程で、結局 " bubbles in turbulence " をする事になった
    - 一つの事を職人芸のように続けるのにもそろそろ飽きて来たので、この流れに乗って見る気になった
    - (まあ、他に選択肢がほとんど無かった訳だが)
- ちなみに、この時はまだ University of Twente がオランダのどこにあるのかも知らなかった
  - 実際に Twente で検索してもそんな町はないし
- 付録:
  - オランダで postdoc するのは、学振暮らししていた人間には、経済的に大変厳しい
    - yen で給料をもらってオランダで postdoc するのは、逆に大変リッチだと思う
  - アメリカで postdoc するのは、そんな事はない気がする
Enschede の町に自転車で買物に
- 土曜日はいっぱい町にマーケットが立つ。そこで野菜、肉、魚などを買う。結構新鮮
- 買物していたら、日本の人二組+その友達に出会う(二重衝突)、私は皆さん初対面。小さい町だ
- 鍋、まな板をようやく買う。帰って初玄米に挑戦。タイ米の玄米しか見付からなかったが、 15 分で炊け、パスタのよう。結構いける

11-5 (vrijdaag)

detlef の部屋に引越し
- 部屋で仕事をしていると detlef からメール
  - 「俺の部屋を使っているか?」と。気を使う人だなぁ
  - 当然、仕事の進捗状況に関してもコメントあり
  - 例の bubble-column についても、何かやらなければいけない空気
andrea は今日 Enschede を発つ
- 今日最後にちょっとしゃべったら、「昨日 detlef と話して今の短期的な project (とは ALF project のこと) が終った後一月位 periodic project に専念してもいいという言質をとった」と言ってた
- 渡りに船、かも。勝手にやろうと思っていたけど、公認で出来るって訳だ
- 現実的に考えたら、一番大変な所は流用出来るので、結構現実的な project かも
車、結局購入
- 手続きに町に出かける
  - こっちの免許はまだ無いので、住民票をとりに city hall に行くと「移った」と言われた
    - ついこの間 (24-4-2001) 来たばかりだったので驚く
    - 一言言ってくれればいいのに(その時)。きっとオランダ語で張り紙とか掲示とかあったのだろう…
    - ちなみに新しい場所は駅のすぐ北、結構センスのよいビル
  - PTT (郵便局) に行くと、必要な書類が無いと言われる
    - 昨日、前の持ち主が渡すのを嫌がった Part II (green の奴) が、やっぱり必要だった
  - 手続きは月曜以降
- 保険や維持費がどれくらいかかるのか、恐いものがある

10-5 (donterdag)

Detlef が出張(休暇?)で、明日から一週間ばかり部屋を使わしてもらうことに
- いろいろなレベルで風来坊だなぁ…
John Blake と議論
- その昔 low-Reynolds-number flow をやっていた方らしい
  - 12/6/2002記: この言説は、かなり失礼だな、と反省
    - いや、Blake という人の Stokeslet 関連の話は知ってはいたのだが、本人だとは確信が持てなかったということだが、しかし
- Papkovich-Neuber potential って何だ?
- 議論が終ってからちょっと考える:
  - potential flow や elasticity への野望を再確認
    - って言う人間が「Papkovich-Neuber potential って何だ?」なんて言っていてはいけないのだろうな…
  - Stokes flow, potential flow, vortex dynamics をうまくつなぐと、どうなるのだろうか?
my bike を購入
- used bike を売っている店を覗いて、いかにもオランダらしい(でかくて、ごついくて、classic な)自転車を購入、 fl. 175,00 なり
- オランダでは車や人よりも自転車が優先されている、 (日本(車がすげぇ威張っている国)やアメリカ(人が比較的権利を主張している国) から比べると)ちょっと変わった国だ
車、購入か?
- 研究室の駐車場に置いてある 2.500,00 と値札が付いてるボロ車を毎日見ていて…
- 家の近くで 3.250,00 っていう見ためきれいな日産マーチを見付けた
  - 国産車ってのがマイナスポイントだが…
  - '89 年式、車検は通したばかり (ここは毎年ガレージに持ち込まないといけないらしい)
  - 試運転してみる、問題は感じない(が、マニアでないので分からない)
    - 左ハンドルのマニュアル、パワステなし
    - アメリカではオートマだったので、結構てこずる
  - 3.000,00 にする、とのこと…
- さて、どうするか?
  - 知合いに相談して見ると「走行距離は?」と。基本を押えるのを忘れていた
  - しかし、一杯走ってても、だからどうしたって感じではあるのだが (要は「足」になってくれればいい訳で)
- そんな安いのに何で悩むのか:
  - 給料も(当然)物価並にやすく
  - かつ税金が(日本に比べて)目玉がぶっとぶ程高い
  - と、最近聞いたから

9-5 (woensdag)

[phys]ALF project
- お茶の時間に claus (実験屋) が Re を見積り「Re=100 か?」と
- 計算しなおして見ると、そんなことはなくて安心
- bubble だろうが particle だろうが流体の慣性なので同じはずだってことを忘れていた
bubble-column の (デモ程度の) 実験を見る
- (昨日の夕食の時の)話だけの印象と違い、もっとダイナミックに bubble を吹き込むものだった
- column の振動というよりも、 bubble が流体を吹きあげて出来る表面波の同期 (resonance) の問題ってかんじ
seminar: John Blake " Fluid mechanics of single cavitation bubble luminescence "
- 今のグループの一つのメインが sono-luminescence
- 今回の話はその中の laser による cavitation の sono-luminescence の、流体力学の部分の話
- sono-luminescence には多様な物理が内包されていて、一筋縄ではいかなくて、物理的なセンスが必要で、おもしろいのだろう
- jet の生成は、天体を連想させる

8-5 (dinsdag)

Professor John Blake が来るので夕食を、とのこと
- どうやら、えらい所に来てしまったようだ。だって…
  - G.I. Taylor がどうの、 Batchelor がどうの、 Kraichnan がどうの、 Leo Kadanoff がどうの… (伝聞ではなくて)
  - 英語がもっと出来れば、いろいろとタメになる話しを catch できたのかもしれない
    - が、逆に聞かなくてもいい話まで catch するようになるのかも知れない
  - まあ、「恐いもの知らず」をもう少し続けるのもいいかな
    - 実際「乱流」なんて全然知らないし
- えらい所といえば行ったレストラン
  - キャンパスにあるが、オランダでもきちんとした(立派な) dinner を食べれる場所がある事を初めて認識した
  - メニューを見て、財布の中身を気にしながら食ってたが、 (やっぱり)おごりだった
[phys]論文2000/4-1 = JFM 論文
- john にタイトルの件で問い合わせ
  - referee の一人が Stokesian Dynamics という言葉をタイトルに入れるのは不適当? と言ったため
- 早速返事、承諾を得る
  - というか、事前に howard stone から問い合わせがあったそうだ
ふと、そろそろ 5 月場所がはじまるのでは、と思う
- 「遠きにありて現象」だな。いつも「あっと言う間の二ヵ月」と言っている
- 今回の見所は兄ちゃん(北桜)が十両筆頭ってことだ!
- 弟(豊桜)は残念ながら幕下かぁ
- 幕内、安芸乃島はあいかわらず(9枚目なんて所)だが、同じ 9枚目に寺尾が居るではないか。中盤苦労していたようだが、勝ち越したんだ

7-5 (maandag)

久しぶりに東北大の物性理論を見に行くと、川勝さんが着任された(される?)らしい
- 先日(22-2-2001)は、東北大生気質などを気になさって色々聞かれていたのかな…… などと邪推
  - 空間依存性よりも時間依存性の方が大きいので、きっと私(の話し)はサンプルにはならないだろう
- 人事といえば、ここをリンクしてる見知らぬサイトをたどっていたら、
  - D2 の頃アトムで京都に来た時にお世話になった流体物理 3 人組が皆さん定職に着いている事を発見
    - 大信田さん、飯間さん、後藤さん
    - 「三羽カラス」とか藤さんは言ってたかな?
  - これでは「物理で流体をやってるから就職が難しい」なんて言えないな……
仕事: A.P. と D.L. の間にはさまって、リハビリどころか一挙に full power かって感じだったが…
- 議論の結果、 A.P. project がどうも短期 project にはならないという事で pending (というか、中止)
  - しかし、あらゆる観点から見て、 JFM の仕事の periodic version は(早い内に)完成させるべきだ
  - A.P. から Kronecker delta の一般化(論文で私が経験的に確認した式) の証明方法を教えてもらう
    - 実は彼の最近の理論(究極の理論!と言っている)にも類似の式が出て来てて、その意味もあって私の論文をよく理解できたらしい (while my presentation is terrible...)
- bubbles in turbulence という未知の世界に突入する前の仕事は D.L. project (ってのは 27-4-2001の奴、後に ALF project と (自分で) 命名) 一本に
- 「降って来る仕事をやる」ってのは、ある意味で楽ではある
  - それしかできない人間にはなりたくない
  - しかし、それもできない人間と思われてもいかんしな
「web 日記」というカテゴリー (当時の日記猿人など) を発見したのは最初にアメリカに行った時だから 3 年半前
- 「ふるさとは遠きにありて思うもの」だなあ、とその時(も)思った
  - このフレーズ、いわゆる「サビ」の部分だけしか知らず、前後や出典は知らなかった
  - ふと思い立って調べて見ると室生犀星の「小景異情」がそれらしい (cf. http://www.kanazawa-net.ne.jp/~bunji/index27.html)
```
ふるさとは遠きにありて思うもの
そして悲しくうたうもの
よしや　うらぶれて異土の乞食（かたい）となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆうぐれに　ふるさと思い涙ぐむ
そのこころもて　遠きみやこにかえらばや
遠きみやこにかえらばや
   
```
  - どうも、ふるさとに帰ってはいけないらしいな
- 日記と時差:
  - アメリカに居る時は、こちらの仕事時間が日本の夜から朝にあたり、日本の人達に先んじている気分だった
  - 今はこちらの仕事時間が日本の昼間から夕方にあたり、何か尻をつつかれている気分…

6-5 (zondag)

キャンパスでトライアスロンをやっている様子
隣人はタンザニアの人らしい
- 友達が訪ねて来たが不在だった、といって家に訪ねて来た
- タンザニアには日本人が一杯いるらしい

5-5 (zaterdag)

バーベキューパーティー
- 初ドイツ！
  - Enschede はドイツ国境まで車で 10 分。今日のパーティのホスト claus はドイツ側に住んでいる
  - foot-and-mouth disease が流行った頃(まだ流行っているのかな?)は車一台一台止めていたが、今は警官らしき人は立っているだけで素通り
- グループの面子は皆 New Orleans (21-11-1999) にもいたし Washington D.C. (19-11-2000) にも居たらしい
  - 来るべき所に(やっと)来た、ということか
  - New Orleans ではかおが風邪をひいてダウンしていたが、 sascha もそこで風邪をひいたらしい
  - Prosperetti には昨日「Washington で顔を見た気はするが、話しは覚えてない」と言われた…

4-5 (vrijdag)

お茶の時間に Andrea Prosperetti と(また)少し話す
- 昨日 JFM 論文を渡しておいたのだが、読んで(眺めて、かな?)くれたようで positive なコメントをもらう
  - しかし「今、英語の presentation の最後の改訂中」というと、「確かに、幾つか(英語の)間違いがあった」と…。ダメだな
- その後も、彼の最近の仕事に対して私が contribute してくれって感じで、彼の論文の概要を説明してた
- 月曜までにその論文を読んでコメントするという宿題ができた…
引越し
- 今までは、ちょうど 2 週間休みをとってる ph.d student の机を借りていた
  - が、聞くと来週には戻って来るらしい
  - ちなみにこの部屋、ph.d student 3 人が入っているが、皆女性。ちょっと息が詰まってたので、良かった
- 研究室のある場所は今 reconstruction 中
  - 工事が遅れるというのは全世界共通のようす
  - しばらく (2~3 ヵ月) は私を含め何人かは離れ(プレハブ)に移る予定だった
  - しかしまだ移る場所に机も何もないので、移るに移れない、という状況 (私が着いた頃の話し)
  - そうこうしている内に keep していたはずの 3 部屋の一つをよその研究室が乗っ取ったらしい
  - どうなっているのやら、理解できず…
- 幸い私が入る部屋は、同じ研究室の人がしばらく使っていたらしい
  - つまり場所取りはされていたようで、乗っ取られてはいない
  - 机や computer も最低限あるので、今日移る事に
  - しかし、お茶の時間(10.30 am)や昼食にいちいち皆の所に出向くのが億劫になりそう…
  - communication も仕事のうち、という真理もあるし…
出発直前(19-4-2001)に出した SAL 便が届いた

3-5 (donterdag)

Professor Andrea Prosperetti が来た
- ここ (Univ. Twente) は part-time professor で、 5/11 かそこらにアメリカに戻るらしい (大変そう…)
- Stokes flow 系の project など、少し familiar な話をする (仕事が増えた、と言うのかな)
帰り道西の空が暗くて、家に着いて (所用時間 10 分、caltech の時とほとんどおなじだな) しばらくすると雷鳴が。これがこちらの夕立ちらしい。

2-5 (woensdag)

天気がよい。新緑がきれいないい季節になった
[phys]論文2000/4-1 = JFM 論文
- 郵便にて Referee's report 届く
  - 先日 (23-4-2001) e-mail をもらった後、 fax の番号を間違って教えていた (25-4-2001) ための delay...
- 「内容は OK だが英語がダメ、しかし native ではないのだからそれで accept しないというのは unfair だ」と皆(3 人とも)言ってて、基本的に accept と editor が判断
- ってことで、英語の添削は referee から editor にバトンタッチ、しばらく待て、とのこと
- さてどんな添削結果がとどくのやら…
appartment の network 環境が整う
- 部屋に直接 ethernet の line が来ていて、快適
- といっても、まだ自分の仕事用の computer しかないので、夜のみ

1-5 (dinsdag)

やっと、アパートに入居
外でテニスの試合のパーティーらしい催し、深夜 3.00 までバンド演奏は止めてほしい

31 30 29 28 | 27 26 25 24 23 22 21 | 20 19 18 17 16 15 14 | 13 12 11 10 9 8 7 | 6 5 4 3 2 1

2001年5月

31-5 (donterdag)

30-5 (woensdag)

29-5 (dinsdag)

28-5 (maandag)

27-5 (zondag)

26-5 (zaterdag)

25-5 (vrijdag)

24-5 (donterdag)

23-5 (woensdag)

22-5 (dinsdag)

21-5 (maandag)

20-5 (zondag)

19-5 (zaterdag)

18-5 (vrijdag)

17-5 (donterdag)

16-5 (woensdag)

15-5 (dinsdag)

14-5 (maandag)

13-5 (zondag)

12-5 (zaterdag)

11-5 (vrijdaag)

10-5 (donterdag)

9-5 (woensdag)

8-5 (dinsdag)

7-5 (maandag)

6-5 (zondag)

5-5 (zaterdag)

4-5 (vrijdag)

3-5 (donterdag)

2-5 (woensdag)

1-5 (dinsdag)