2006年6月 |
05年度の都道府県別の最低賃金を見ると、 青森は岩手、秋田、沖縄など7県と並んで最低額の608円。
…中略…
1カ月の生活費は、時給608円で22日間(1日8時間)勤務したと想定して計算。 賃金10万7008円、手取り額9万4227円とした。 住居費は青森市の標準生計費を基に、一律2万1820円に設定した。
一方で、ベイリーは徹底した音楽的編集稽古に励んでいくようになった。 3つのエクササイズを日夜に課した。第1には技法の習得である。 どんな技法にも挑み、これをこなせるように努力した。 ベイリー自身はこのことを即興演奏をしようとする者のための 絶対条件には入れてはいないけれど、自分はこのことが一番重要なんだと書いている。
第2には、楽器に変化を加えて、エクササイズしていくことだ。 ベイリーの場合はギターであるが、そのギターに少しずつ加工や弛緩や夾雑を加える。 そしてその変貌したギターによって練習をする。 すなわち道具そのものが変容する音をさぐるという編集稽古なのである。
第3に、これらができてくると、実際の演奏を何度も何度もしてみる。 ときに故意に中断し、ときにえんえんと続ける。これをさまざまに課して、 しだいに自身の体そのものが楽器になり器楽になっていくところを見つめる。 もっとはっきりいえば、脳がフリー・インプロヴィゼーションするまで稽古する。 それを実感する。フレーズやヴォキャブラリーが体からなくなるまで、その練習に励む。
松本教授が科学技術振興調整費3億6200万円の一部を 私的に流用した疑いが持たれていることから、 「先端科学と健康医療の融合研究拠点の形成」や 「科学技術ジャーナリスト養成プログラム」、 「研究者養成のための男女平等プラン」など、 科学技術振興調整費による8プログラムが見合わせの対象となった。
-- 平沢さんといえば音楽配信の先駆者であるわけですが、 これを始めることとメジャーレーベルから離れるということは、 関連した動きだったんですか?
平沢氏: そもそも私のやっている音楽は、メジャー向きじゃないんですね(笑)。
…中略…
平沢氏: … 音楽というのは聴いてみないとわからないじゃないですか。 聴いてみて良かったらお金を払ってくれればいいと。 半分そういう気持ちがありますね。 昔「Grateful Dead」というバンドがありまして、 音源はコピーフリー、それで良かったらコンサートに来てね、という姿勢もあるわけです。
…中略…
平沢氏: …勘違いを起こしやすいのは、著作権管理団体が、 著作権保護のために戦ってくれるのではないのか、という点です。 そもそも使用料を徴収している団体というのは、単に料金徴収団体ですので、 トラブルが起こったときには解決してくれません。 私は何回もトラブルに巻き込まれていますが、ああそれは当事者同士で処理してください、 ということになるんですよ。
グーグルよりすごい会社をつくり出せるのは若い連中なんだから、 彼らを奨励して、そこにお金を突っ込んで、 新しいことをやろうとする人に頑張れと言わなければいけないよね。 そのベースにあるのがオプティミズムなんですね。
…中略…
実際は期待なんかしてない人が、ほんのちょっと齟齬をきたしたことに対して、 ワーッと言ってしまう。がっがりしちゃうよね、ああいうのを聞くと。 … バランスを著しく欠いている意見というのがあると思いますね。 よくわからないけど、日本だけかもしれないよ、こんなことが起きるのは。 もし日本だけだとすると、結構深刻な問題だと思うな。
勝っている時は誰でも元気なんだ。 負けている時にいかに切り替えられるか。 そこで人間のデカさが分かる。
私は『思うこと 第100話』のこの区切りにあたり、君達若者に告げたい、 『おかしいな? 不思議だな? と思っていろいろ調べても答えが見つからないときは、 あきらめず、どうしたら答えが見つかるかを自分で考え、 努力し続ければ、答えにたどりつくものである。 それは、全く新しい発見であることが少なくない。』と。
世界で戦える研究者を育成するため、若手研究者の自立のための環境整備に組織的に取り組んでいる研究機関がテニュア・トラックを導入する取組を支援することにより、活力ある環境整備の形成を目指す。
提案課題名 機関名 代表者名 採択理由 グローバル若手研究者フロンティア研究拠点 大阪大学 大学院工学研究科 豊田 政男 フロントランナー養成プログラム 東京工業大学 相澤 益男 新領域を開拓する独創的人材の飛躍システム 京都大学 尾池 和夫 名大高等研究院研究者育成特別プログラム 名古屋大学 平野 眞一 若手人材育成拠点の設置と人事制度改革 東京農工大学 小畑 秀文 先進融合領域フロンティアプログラム 東北大学 吉本 高志 メディカル・トップトラック制度の確立 東京医科歯科大学 難治疾患研究所 野田 政樹 ナノテク・材料研究者育成の人材システム 北陸先端科学技術大学院大学 潮田 資勝 次世代研究スーパースター養成プログラム 九州大学 梶山 千里
これまでと一番大きな違いは「新職」がテニュアではないということである。 … 本当は「助教授」がいいという気もするが、今の助教授がテニュアなので、…
ノンテニュアの人が研究室を持って学生指導をするということは、 大学の理念に反するのではないか。
「新職」の名称を「助教授」とした場合は、 実態にかかわりなく研究室を与えなければならないことになりかねない。 「助教」であればだいたい研究室を与えなくてもよいという印象を持つ。 私はノンテニュアの人が研究室を持って学生指導するのは理念的に問題があると考えている。
東京工業大や京都大など9大学は… 「テニュアトラック」を導入する。 選ばれた若手研究者が独立して研究を続け、一定期間の後に、 研究業績に基づく昇進審査を受ける。 合格すれば教授や准教授としての終身在職権(テニュア)が与えられる仕組みだ。
テニュアトラックは、一定の評価が得られれば、確実に昇進できるのが特徴。
かくて、「千夜千冊」ともついにこれでさらばかという気になっていたのだが (野球やサッカーの選手たちの現役引退のような気分といえばいいだろうか)、 ところがどっこい、ぼくの隠遁の気配を察知したのか、 みなさんが本気でウェブサイトに愛着をもっていただいているのか、 春先あたりから(まるで蝶々が生まれ出ずるように)、どんどこどんどこ、 抗議の声が襲ってきた。それどころかスタッフからも「継続嘆願状」が差し出された。 「千夜千冊」撤退のお許しが内外から出なかったのだ。
では、どうするか。ともかく早々に再開しなさいということなのだ。 松岡正剛は「千夜千冊」を放棄してはいけないというのだ。 さすがにしばらくはぐすぐず抵抗していたのだが、先日、ついに踏み切ることにした。 こうして今夜になったのである。
スタイルはあいかわらず勝手気儘に進めたい。 好きな書物を選ぶということも、そのまま踏襲したい (ただし毎晩書くというのは勘弁してもらう。好きなときに書くことにする)。
前提として、ジブリの今後という問題があります。 高畑勲は70歳。宮崎駿も65歳。2人合わせて135歳。 これに僕の歳を足せば200歳に近づいている(笑)。 まぁそれはともかく、このままいけばジブリは終わりますよ。 …
宮さんは作る方は天才でも、教えるのは決してうまくない。 先生としてはむしろ下手です。 彼を助手席に乗せて運転すればすぐに分かりますよ。 …
「魔女の宅急便」(89年)も「ハウル」も、最初は別の人が監督をやる予定だったのが、 結局宮さんがやることになったように、映画作りでもそういう光景を何度か見てきました。 …
うまく言いにくいんですが、「猫の恩返し」を例に取ると、試写が終わった直後、 宮さんがすごく怒った顔で僕の部屋に入って来たんです。 僕の部屋というのはいつもドアを開けっ放しにしていますが、その時は珍しくドアを閉じて、 「あいつにどうして今時の若い娘の気分が分かるんだ」と腹を立てていました。 …
でも、なかなか若い人に作るチャンスが巡って来ないのは確かです。
宮さんも歳ですからね、時々極端なことも言うわけです。 「俺はもう若い力は信じない。年寄りだけで作っていく!」とか。
たまたま入った業界が音楽業界で…
私はそういったミュージシャンを「世の中に送り出す」ということにかかわっていると 自分が「幸福」と感じることができるということに気づきました。 そんなことで、音楽業界に40年近くいるのです。
この業界に入って来る人は、みんな私と同じような気分なんだろうなと思っていたのですが、 どうも そうでもないと途中で気付きました。 組織がデカクなると、私のような素朴な考えだけでは生きていけないようで、 本来の目標よりも、組織そのものの維持発展が優先されるようになります。
「デカイ組織は必ず日本の陸軍海軍のようになってしまうのである」 と思った方が良いようです。 そうであるならば組織は「小さいがいい」になるわけです。
商業科の教師でもある大瀧が目指すのは「子供を大人にすること」。(定理に追加)
常に自分で考えて判断することを、教え込む。
「教師の仕事は、教えることではない、考えさせること」。
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